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【中小企業診断士】用語のまとめ(企業経営論編④)


中小企業診断士試験に関する用語をまとめてみました。
複数のサイトの情報から、筆者なりに咀嚼したり、要約しています。

 

中小企業診断士】用語のまとめ(企業経営論編④)

 【目次】

 

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM

経営資源を最適に配分することを目的としたマネジメント方法のこと。
事業の段階を「問題児(導入期・成長前期)」、「花形(成長後期)」、「金のなる木(成熟期)」、「負け犬(衰退期)」の4つの段階に区分し、資金投入や事業撤退等の判断材料とする。
参考:
https://kigyotv.jp/news/ppm/

プロダクト・ポートフォリオ

プロダクト・ポートフォリオ

 

経験曲線効果

経験値が増えノウハウが蓄積されることによって、製品一つあたりの製平均コスト(労働費含む)が下がること。
シェアが大きいほうが、累計生産量が多くなり、経験曲線効果が有利に働く。
参考:
https://dyzo.consulting/1048/

 

製品ライフサイクル

製品が市場に投入されてから衰退していくまでにおけるマーケティング上の流れのこと。 導入期(生産量、売上がともに低い時期)、成長期(事業拡大のため多くの投資を必要とする次期)、成熟期(シェアが固定し、少額の投資で多くのキャッシュを生み出す時期)、衰退期(売上が落ち込み、市場での寿命を迎える時期)に区分される。
プロダクトサイクルとも呼ばれる。
参考:
https://kagurazaka-editors.jp/product-life-cycle/

 

M&A

企業の合併と買収のこと。
「Mergers And Acquisitions」の略。
参考:
https://www.nihon-ma.co.jp/service/aboutma/

 

水平統合

特定の工程を担う複数の企業が一体化すること。
参考:
https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst/sa/suicyoku_suihei

 

垂直統合

上流又は下流の工程を担う複数の企業が一体化すること。
参考:
https://employment.en-japan.com/tenshoku-daijiten/14133/

水平統合と垂直統合

水平統合垂直統合

 

多角的統合

水平統合垂直統合を組み合わせたもの。 

 

TOB(Take Over Bid)

M&Aの手法の一つ。
ある特定企業の株式を取得するために、買付内容を公開(宣言)し、証券取引所を通さずに、不特定多数の株主から買い付ける。
短期間に大量の株式を取得することができる。
被買収企業の同意がある「友好的TOB」と被買収企業の同意がない「敵対的TOB」がある。
参考:
https://kabusyo.com/sihyo/sihyo12tob.html

 

MBO(Management Buy Out)

M&Aの手法の一つ。
企業外部から経営者を迎えるもの。
技術力やブランドはあるが、経営能力のある人材が不足した企業において有効な手段となる。
参考:
https://www.t-mac.co.jp/faq/term/MBI

 

LBO(Leveraged Buy Out)

M&Aの手法の一つ。
被買収企業の資産や将来性を担保に資金調達を行うことで買収を行うもの。
買収側の資金力が低くても大企業を買収できることから、てこの原理(leverage)が働く。
買収後に業績が悪化すれば、借入金を返済できなくなるリスクがある。
参考:
https://www.ifinance.ne.jp/glossary/management/man098.html

 

ポイズンピル

敵対的買収に対する防衛策の一つ。
買収側の持株比率を下げる目的で、被買収側が譲渡制限付きの新株を発行する。
新株大量発行により株式が希薄する恐れもあり、既存株主にマイナスとなることもある。
実際にポイズンピルが発動される機会は少なく、敵対的買収に対する抑止力を目的に導入しているケースが多い。
ネーミングは、買収側にとっては、ポイズンピル(毒薬)のような効果があることに例えられている。
参考:
https://mastory.jp/ポイズンピルとは%EF%BC%9F

 

クラウンジュエル

敵対的買収に対する防衛策の一つ。
買収側の意欲を削ぐ目的で被買収側の事業や子会社を第三者に譲渡したり、分社化する手法のこと。
ネーミングは、王冠(クラウン)についている宝石(ジュエル)がなくなることに例えられている。
参考:
https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ku/crown_jewel.html

 

ゴールデンパラシュート

敵対的買収に対する防衛策の一つ。
買収側の意欲を削ぐ目的で経営陣の退職金を高額に設定しておく手法のこと。
他方、経営陣の保険ともなり、かえって敵対的買収が促進されるのではないかとの指摘もある。
ネーミングは、経営陣が企業から脱出する際に、退職金がパラシュートの代わりとなることに例えられている。
参考:
https://mastory.jp/ポイズンピルとは%EF%BC%9F

 

ホワイトナイト

敵対的買収に対する防衛策の一つ。
敵対的買収を仕掛けた企業ではなく、第三者に友好的に買収又は合併してもらう手法のこと。
ネーミングは、「白馬に乗った騎士が企業を助ける」というイメージから由来している。
2006年、投資ファンドのスティールが明星食品に敵対的TOBを実施した際に、日清食品が友好的TOBを実施し、完全子会社となった事例がある。
参考:
https://www.ifinance.ne.jp/glossary/management/man101.html

 

リストラクチャリング

事業構造を再構築すること。
不採算部門の事業縮小や撤退を行うとともに、成長事業に経営資源を集中させる。
リエンジニアリングとの混同に注意が必要。
参考:
https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-12053.html

 

リエンジニアリング

企業における業務プロセスや管理方法を抜本的に見直し、変更すること。
業務スピードの向上や人件費等のコスト削減を図るもの。 リストラクチャリングとの混同に注意が必要。
参考:
https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-12041.html