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【中小企業診断士】用語のまとめ(企業経営論編③)

中小企業診断士試験に関する用語をまとめてみました。
複数のサイトの情報から、筆者なりに咀嚼したり、要約しています。

 

中小企業診断士】用語のまとめ(企業経営論編③)

 

【目次】

 

ドメイン

自社が競争する領域のこと。
ドメインを定めることにより、意思決定の明確化、資源の集中化、組織の一体化等のメリットがある。
例:鉄道会会社の場合、「鉄道事業」、「総合輸送事業」等。
参考:
https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-11882.html

 

企業ドメイン

企業全体におけるドメインのこと。
複数の事業が行われる企業においては、事業ドメインよりも上位の概念である。
参考:
http://shanimu.com/glossary/1268/

 

事業ドメイン

企業のち、事業におけるドメインのこと。
企業で一つの事業のみを行う場合には、企業ドメインと事業ドメインは同義である。
参考:
https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-12247.html

 

マーケティングマイオピア

企業が自身の事業ドメインをモノとして定義することで、事業の可能性を狭めてしまうマーケティングの方法のこと。
「近視眼的マーケティング」とも呼ばれる。
これを回避するためには、ドメインを「コト」として機能面で定義することが重要となる。
例:米国の鉄道産業において、鉄道会社が自身の事業を「鉄道事業」と物理的に定義したことにより、市場そのものが小さくなっていないにもかかわらず、不振に陥った。
「鉄道事業」ではなく、「輸送事業」と機能的に定義していれば、自動車、トラック、航空機等により、事業を拡張することが可能であった。
参考:
https://blog.kairosmarketing.net/marketing-strategy/marketing-myopia-20130910/

 

アンゾフの成長ベクトル

米国のイゴール・アンゾフが提唱した企業が成長するための方向性について検討する手法のこと。
市場(顧客)軸と製品軸をそれぞれ、「既存」と「新規」に区分し、象限のいずれに該当するのかによって、とるべき戦略が判明する。
参考:
https://keiei-manabu.com/strategy/Ansoff-growthvector.html

アンゾフの成長ベクトル

アンゾフの成長ベクトル

 

組織スラック

成功企業が目的達成のための資源のうち、余剰部分(ゆとり)のこと。
類似製品の並行開発等は、一見無駄に見えるが、企業のイノベーションを促進する効果がある。
参考:

https://blog.goo.ne.jp/jinzaiikuseisha/e/cde4f24474ce13f54b2c0127f83b372a

 

範囲の経済性

企業が複数の事業を行うことにより、単独で行うより、事業間での資源共有が可能で、コスト面で有利になること。
規模の経済性との混同に注意が必要。
参考(下記画像含む):
https://globis.jp/article/5396

 

規模の経済性

同じ事業であれば、規模が大きいほど、原材料や労働力等の単位あたりのコストが減少すること。
スケールメリットとも呼ばれる。
範囲の経済性との混同に注意が必要。
参考:
https://employment.en-japan.com/tenshoku-daijiten/14724/

範囲の経済性・規模の経済性の比較

範囲の経済性・規模の経済性の比較