【中小企業診断士】用語のまとめ(企業経営論編⑪)
中小企業診断士試験に関する用語をまとめてみました。
複数のサイトの情報から、筆者なりに咀嚼したり、要約しています。
【中小企業診断士】用語のまとめ(企業経営論編⑪)
【目次】
事業部制組織
提供する製品、サービス、地域ごとで役割分担された構造となっている組織のこと。
例:テレビ事業部、冷蔵庫事業部
1933年に松下電器が日本で初めて導入したと言われている。
参考:
https://fluphie.cloud/terms/53
カンパニー制組織
社内の各事業がそれぞれ独立した会社のような状態となっている組織のこと。
各カンパニーのトップはプレジデントと呼ばれ、経営責任が明確となることから、プレジデントの経営能力を向上させるメリットがある。
一方、カンパニー間の連携がとりにくくなることがデメリットである。 なお、各カンパニーは、法律上では独立しておらず、同一の会社である。
参考:
https://www.kaonavi.jp/dictionary/company-system/
マトリクス組織
機能、事業、エリア等の組合せによって、一人の従業員が複数の部門に所属する形態となっている組織のこと。
機能型組織とプロジェクト型組織の特徴を併せ持つ。 専門性と迅速性を保ち、ナレッジの蓄積も可能となるメリットがある。
一方、命令系統が複雑になり、摩擦や対立が生じる可能性があるというデメリットがある。
参考(下記画像含む):
https://www.reloclub.jp/relotimes/article/11852
官僚制の逆機能
ルール-通りの行動しかとらない状態(形式主義)のこと。 ルールを遵守することが目的化し、会社全体よりも自己の部門の利益のみを優先してしまう(セクショナリズムてしまう)現象が生じる。
革新的なアイディアや広い視野を持つことができず、チャンスを見逃してしまう要因となる。
参考:
https://www.bizkurage.com/entry/dysfunction-of-bureaucracy
リスクマネジメント
企業に生じ得る損失を予測し、事前に回避又は提言する対策を講じる管理プロセスのこと。
予想されるリスクを単に「低減」させるのみの「リスクヘッジ」とは異なる。
なお、クライシスマネジメントは、「危機は必ず発生するもの」との前提に基づき、初期対応や二次被害の防止を行うこと。
参考:
https://www.noc-net.co.jp/blog/2017/05/column_219/
クライシスマネジメント
「危機は必ず発生するもの」との前提に基づき、初期対応や二次被害の防止を行うこと。
リスクマネジメントが事前策であることに対し、クライシスマネジメントは、「事態が発生した後にどのように対処するか」といった事後策である。
参考: