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【中小企業診断士】用語のまとめ(企業経営論編⑥)


中小企業診断士試験に関する用語をまとめてみました。
複数のサイトの情報から、筆者なりに咀嚼したり、要約しています。

 

中小企業診断士】用語のまとめ(企業経営論編⑥)

 

MOT(Management of Technology)

企業がもつ独自技術を経営の立場から管理、推進するための経営能力のこと。
また、経営と技術に関する高い知識を兼ね備えた経営者による経営手法のこと。
グローバル環境で競争激化する現代においては、非常に注目されている。
参考:
https://bizhint.jp/keyword/151741

 

プロダクト・イノベーション

製品自体に関するイノベーションのこと。
従来の製品とは全く異なる新たな製品を生み出すことで、競合他者との差別化を図るもの。 「商品」に関するものと「素材・部品」に関するものがある。
参考:
https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-11980.html

 

プロセス・イノベーション

業務工程に関するイノベーションのこと。
従来のプロセスを刷新することで、コストや品質を飛躍的に改善するもの。
例:トヨタ自動車の「かんばん方式
参考:
https://kotobank.jp/word/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-160551

 

生産性のジレンマ

「生産性の高い工場ほど、新たな製品のアイデアは出にくく、反対に、生産性の低い工場は新たな製品のアイデアが出やすい」という傾向のこと。
ウィリアム・J・アバナシー(William J. Abernathy(ハーバード・ビジネス・スクール))教授により提唱された。
参考:
https://ja.wikipedia.org/wiki/生産性のジレンマ

 

イノベーションのジレンマ

先発のリーダー企業は、後発のイノベーションに対応できないという現象のこと。
回避するには、将来の展望を予想した新しい事業への投資が必要となる。 参考:
https://relic.co.jp/battery/articles/11602

 

製品アーキテクチャ

製品に関する基本的な設計思想のこと。
また、各コンポーネント(設計要素)の相互間の関係のこと。
インテグラ型とモジュール型に分けられる。
参考:
http://repo.komazawa-u.ac.jp/opac/repository/all/30320/rke042-04.pdf

 

インテグラル型(製品アーキテクチャ関係)

製品アーキテクチャの一つ。
コンポーネントが相互に依存し、結合することで機能する方式のこと。
コンポーネント間のインターフェースも不明確なことが多い。
製品に無駄がなく最適化されており、他者が模倣困難であるが、調整コストが高く、進化に時間を要する。
例:自動車(コンポーネント:エンジン、ボディ、サスペンション等)
参考(下記画像含む):
http://repo.komazawa-u.ac.jp/opac/repository/all/30320/rke042-04.pdf

 

モジュール型(製品アーキテクチャ関係)

製品アーキテクチャの一つ。
コンポーネント(設計要素)が独立で機能する方式のこと。
各モジュールをインターフェ-スに連結させることで製品として機能することとなる。
モジュールの組合せ方法により多様の製品ができるが、製品に無駄が多く、インターフェースの進化に時間がかかる。
例:パソコン(コンポーネント:CPU、ディスプレイ、HDD等) 参考(下記画像を含む):
http://repo.komazawa-u.ac.jp/opac/repository/all/30320/rke042-04.pdf

インテグラル型・モジュール型の比較

インテグラル型・モジュール型の比較

 

デファクトスタンダード

公的な標準化機関からの認証ではなく、市場における企業間の競争によって、業界の標準として認められるようになった規格のこと。
例:Windows
参考:
https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst/ta/de_fact

 

デジュリスタンダード

公的な標準化機関で合議制により認証された規格のこと。 例:ISO 参考:
https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst/ta/de_fact

ネットワーク外部性

同じ財・サービスを消費する個人の数が増えれば増えるほど、その財・サービスから得られる便益が増加する現象のこと。
例:電話、ファックス
参考:
https://www.jmrlsi.co.jp/knowledge/yougo/my08/my0842.html